みなさん、突然ですが軒の出はあった方がいいと思いますか?それともなくても大丈夫だと思いますか?

結論から言いますと軒の出はあった方がいいんです!

最近の住宅は軒の出がない家がとても多くなっています。

確かに軒の出がないことで見た目、デザイン的にもスッキリし、建築コストも軒の出がないことで減らすことが出来ます。

ですが、これが後に大変なことになりかねないのです。

仮に軒の出がない家のリスクを知っていて、どうしても見た目やデザインを重視したいと言われればそれまでですが、

もしリスクも知らずに見た目やデザインを重視することや、建築コストが下がるから軒の出がいりませんと言われるなら大きな間違いです!

一体何が大きな間違いか、これを説明していきたいと思います。

 

軒の出が短いと何が起こるか、それは軒の出がないことで軒の出がある家と比べてかなりと言っていいほど雨漏りの発生率が高くなります。

さらには外壁の汚れや劣化も進行が早くなるんです。

もし雨漏りが発生してしまえば当然修理工事がかかります。例え修理工事で雨漏りを直したとしても、

また別のポイントから雨漏りが発生することもあります。まさに雨漏りの無限ループと言っても過言ではありません。

そして外壁の汚れや劣化が激しければ当然塗り替えすることになります。これまた無駄な費用を要することとなります。

建築当初は軒の出をなくすことにより、建築コストを下げられ、見た目がよくなるということで当初はWIN-WINだったかもしれません。

ですがラーニングコストで見れば、場合によってはLOSE-LOSEとなりかねません。

どうしても建築コストを下げたいとなれば軒の出でコストを下げるのではなく、別の方法でコストダウンさせることを強くお勧めします。

 

まだ軒の出がある事によってメリットがあります。

それは何かというと、軒の出が長ければ長いほど夏は涼しく冬は暖かくなります。

なぜ軒の出が長いと夏は涼しく冬は暖かくなるのか、それは夏の太陽というのは高度が高く、

イメージで言うと真上から照らされていると言っても過言ではありません。

その為、軒の出が長ければ太陽の日差しを遮ることが出来ます。軒が短い場合や、

軒がない場合ですと直に太陽の日差しを受けるため、家の中がとても暑くなってしまいます。

 

次に冬ですが、冬の太陽の高度は低くなるため、イメージで言うと真横から太陽の日差しに照らされている感じになります。

そのため軒が長くても横から太陽の日差しが家の中に入る為、家の中は暖かくなります。

またデザインや見た目のお話も先程致しましたが、軒の出が長い方が高級感のある家に見えるんです!

 

メンテナンス性の良い家というのは、将来的に家にかかるコスト費用が比較的安く済むのも特徴なんです。